酒井 美羽(さかい みわ、1956年2月23日[1] - )は、日本の漫画家[1]。熊本県熊本市出身[1]。女性[1]。本名・来栖涼[2]
東京デザイナー学院卒業後、山田ミネコ、忠津陽子、田中雅子らのアシスタントを経験。1977年、「ロリオン」で第2回白泉社アテナ大賞第2席に入賞。1978年、『花とゆめ』(白泉社)9号に掲載の「2年の春」でデビュー[1]。以後、『花とゆめ』などに少女漫画作品を掲載。後に『Silky』(白泉社)、『YOU』(集英社)などでレディースコミック作品を描く。恋愛をテーマとした作品を得意とする。『ミステリーボニータ』(秋田書店)2020年12月号より「酒井美羽の少女まんが戦記」をスタートした。
酒井が定番としている設定の一つに「年の差カップル」の存在が挙げられる。この年の差カップル設定は、酒井が中学生の頃に読んで夢中となったシャーロット・ブロンテの長編小説『ジェーン・エア』が原点となっているという[3]。年の差カップルをメインに掲げた初期作品としては、2年近く連載された『ミルクタイムにささやいて』を含む「ミミと州青のラブコメディ」シリーズ(年齢差は12歳)が挙げられる。より後期の作品としては『抱いて抱いて抱いて♥ダーリン』(年齢差は18歳)が挙げられ、この作品を作成したきっかけは年の差カップルの決定版を描きたかったからだと酒井は語っている[4]。